虫刺されで腫れが!
しかも、かなり酷い... 痛みもあるし...
これって、蚊じゃないの!?
一見、蚊の場合と似ている虫刺され...
しかし、痛みや出血もともない、
おまけに、
蚊に刺された時とは違い、腫れがハンパない(汗)。
その虫刺されの正体は「ブヨ」です!
(※「蚊とブヨの違い」については、別記事『虫刺され(蚊・ブヨ)の違い!』を参照ください。)
では、ブヨに刺された場合、
どんな対処をしたらよいのでしょう?
『ブヨに刺された時の対処方法』を、
手順に沿って、詳しく解説していきますので、
まずは、場合にあった「適切な応急処置」をしてくださいね。
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Contents
虫刺されで腫れや痛みが!
暑い季節になると、
虫刺されに悩まされることがあります。
なかでも、「蚊」に刺されることは、
日常生活で比較的よくあることで、誰にでも経験があると思います。
同じ虫刺されでも、『ブヨ』に刺された場合は、
蚊の場合と違って、腫れや痛み・出血をともないます。
さらに厄介なのが、ブヨには「毒」があるので、
病院で診療を受けるまでの、応急処置も大切になります。
しかし、
場合に応じた「適切な対処」をしないと、逆効果になってしまったり、
場合によって、悪化する原因となってしまうことも考えられます。
では、
「どんな場合、どういった対処をすればよいのか!?」
それぞれの場合についての対処法を、
手順を追って、詳しく見ていきましょう!
ブヨに刺された時の対処法!
「ブヨに刺された時の対処法」を検索してみると、
患部を冷やして、応急処置する!
という方法を、よく目にすると思います。
しかし、それとは逆に、
温める必要がある!という対処も目にします。
えっ? これって真逆じゃん ...
『温めるの?冷やすの?どっちがいいの?!』
結論から言ってしまうと、
どちらも「間違いではありません」!
しかし、どちらも「間違い」です!
どういうこと ...!?
どちらの対処をするべきなのかは、
状況や症状によって、違ってくるからです。
虫に刺された時、いつ気がついたのか!?
- a. 刺された瞬間すぐに気づく
- b. 刺されてから時間が経って気づく
この2つの状況で、どちらなのか!
ですので、今の状況が「ブヨに刺された直後」なのか、
「刺されてある程度時間の経っている」のかでは、対処法が違ってくるのです。
それでは、
この「温める」場合と「冷やす」場合、
それぞれ、さらに詳しい対処の方法をみていきましょう。
a.ブヨに刺された直後の対処法
ブヨに刺された場合、
皮膚を噛みちぎるので、チクッと痛みを感じる場合があり、
噛まれた瞬間に、気づく時があります。
つまり、
噛まれた傷跡があり出血しているが、かゆみは無い!
この状態の場合の対処は「温める」です!
ブヨの酸素毒の成分は、タンパク質のため熱に弱く、
そのため、約43~45度程度の熱で、
タンパク質が変性し、毒素成分が分解されます。
これが、後の症状を軽減させる仕組みなので、
まず「温める」という対処をします。
- 刺された場所を「消毒」!
ブヨは、噛みちぎって吸血するので、
当然、その際の傷が皮膚に残ってしまいます。その傷から、細菌感染を引き起こしたり、
化膿するのを防止するために、
念入りに、上から消毒液を流すように行いましょう。 - できる限り「毒」を出す!
消毒ができたら、皮膚内に残っている酸素毒を、
できる限り、素早く抜き出しましょう。もっとも最適なのは、
簡単に毒を吸い出す、ポイズンリムーバーなどの、
『毒抜き専用器具』を使用する方法です。「ポイズンリムーバー」は、
登山やキャンプなど、アウトドアでは必需品のアイテムで、
いろいろなメーカーから、商品が販売されています。
ところが、アウトドアに精通した方や、
過去に刺されて、苦い経験をした方などを除けば、
むしろ、持っていない場合が大半だと思います。ですので、この様なアイテムがない場合は、
指や爪で「ギュッ!」と摘んで、毒を出す必要があります。この時、
「血液中の毒素も一緒に出す」ことが目的ですので、
血がでるほど、かなり強く摘んでも大丈夫です。こうすることによって、
大きな腫れやかゆみ、感染などの症状が軽減されます。間違っても、「口から直接吸う」行為はしないで下さい。
もし、口の中に傷などある場合、感染を引き起こす恐れがあります。 - 刺された場所を「温める」!
ブヨの唾液に含まれているタンパク質は、
上述の様に、約43~45度以上の熱で毒素成分が分解します。ですので、火傷しない程度の熱湯や、
シャワーをかけ続けることで、かゆみが治まり、
さらに、数日続けることで腫れも引き、完治していきます。もし、シャワーなどが無い「野外」にいる場合などは ...湯を沸かした鍋に、缶ジュースやタオルなどを約2分~3分程つけ、
火傷しない程度の熱さにして、患部にあてましょう。そして、冷めてきたら、
「温めてなおして患部にあてる!」を、しばらく繰り返してください。 - もう一度「消毒」して「薬」を塗る!
細菌感染を引き起こしたり、化膿しないよう、
上から消毒液を流すように、もう一度 念入りに消毒を行いましょう。ブヨに刺さた場合、毒素が違うため、
蚊に刺された時の「薬」は効きません!毒性が強く長引く恐れもありますので、
早めに皮膚科に行き、処方してもらった薬を使用してください。
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b.刺されてから時間が経った場合の対処法
刺されて時間が経過してしまい、
腫れていたり、かゆみや痛みがあって気づく!など ...
ほとんどが、このパターンが多いと思います。
(中心に刺された跡があり、大きく腫れ突っ張っている状態ですね。)
この状態、
刺されてから時間が経っている場合での対処は「冷やす」です!
ブヨの場合、
刺された直後は噛み傷だけで、他には何も症状が出ず、
半日~1日と時間が経つにつれ、だんだんと悪化していきます。
症状が出た時点で、ある程度の時間は経っているので、
こうなると、かゆみも強く、患部が熱を持っているのがわかる事もあります。
この状態での場合には、かゆみや炎症を和らげるために
「冷やす」という対処を行います。d^^
- 傷口を洗い「冷やす」!
時間が経ってしまった場合は、
とにかく、冷やすことが大切です。出血も見られず、すでに炎症を起こしている場合は、
毒素を無理に出すなど、負荷を加えてしまうと、
かえって「症状を悪化」させてしまう場合もあります。患部を直接触らずに、
氷水などで、できるだけ冷やすようにしてください。氷などが無く、山にいる場合はなど、
「日陰にある川にしばらくつける」だけでも違うので、
その状況で、できるだけ冷やすことを心掛けましょう。d^^ - 刺されて腫れた場所を「消毒」して「薬」を塗る!
細菌感染を引き起こしたり、化膿しないよう、
念入りに、上から消毒液を流すように行いましょう。ブヨに刺さた場合、毒素が違うため、
蚊に刺された時の「薬」は効きません!毒性が強く長引く恐れもありますので、
応急処置を済ませたら、早めに皮膚科に行き、
病院で処方してもらった、適切な「薬」を使用してください。
また、かゆみが出てきたら、
「冷やして薬を塗る!」を、こまめに繰り返してください。
虫刺され(ブヨに刺された場合)の対処法「まとめ」
どうでしたか?
ブヨに刺されてしまったら、どうすればいいのか!
- ブヨに刺された直後の場合 → 「温める!」
- ブヨに刺されて時間が経った場合 → 「冷やす!」
どちらなのかを把握した上で、
適切な対処が必要なのが、お分かりいただけたでしょうか?
では、最後にもう一度、
それぞれの「手順」を、簡単にまとめておきましょう!
- a.ブヨに刺された直後の対処法
- 刺された場所を「消毒」!
- できる限り「毒」を出す!
- 刺された場所を「温める」!
- もう一度「消毒」して「薬」を塗る!
- b.刺されてから時間が経った場合の対処法
- 傷口を洗い「冷やす」!
- 刺されて腫れた場所を「消毒」して「薬」を塗る!
ブヨに刺されてしまった場合、放置すると症状が長引いたり、
掻きむしった患部から、細菌感染を引き起こす可能性もあります。
できるだけ早めに、病院(皮膚科)へ行って、
医師の診断と、治療を受けるようにしましょう。
今回紹介した対処法は、それまでの「応急処置」とお考えください。
これであなたも
『ズバリ解決~っ!!(xyz...)』のハズ♪(笑)
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