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虫刺され(蚊・ブヨ)の違い!知らないとヤバイ状態に!?

更新日:

虫刺されで、かゆみや腫れに悩まされたり、
掻きむしって、酷く跡が残ってしまったなど...(涙)

そんな経験ってありますよね?

虫刺され(蚊・ブヨ)の違い!知らないとヤバイ状態に!?

よくある「虫刺され」でも、
さまざまな、種類や性質の蚊がいるので、
それによって、症状も様々だと思います。

ただ、
蚊に似た虫で、刺された後が厄介な虫がいます。

それは「ブヨ」です!

 
見た目や刺された時は、蚊に似ているので、
気付かず放置しておくと、後で大変な事になってしまいます。

そうなる前に、
『蚊とブヨの違い』を理解して、しっかり把握しておく必要があります。


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「蚊」と「ブヨ」の違い

「蚊とブヨは、どう違うのか?」

  • 蚊とブヨ「見た目」の違い
  • 蚊とブヨ「生態」の違い

まずは、
これらの違いについて、しっかりと把握した後、
刺された時の対処法の違いを、それぞれ見ていきましょう。

蚊とブヨ「見た目」の違い

『蚊』については、皆さんご存知のとおりですよね。

体長は約2mm~5mmで、2枚の羽があり、
身体は細くて、脚が長いのが特徴的な吸血性の昆虫です。

蚊には、吸血する種とそうでない種がいます。

日本では、主に、
北海道から九州に生息する「アカイエカ」がよく見られます。
(都会に多く生息する「チカイエカ」は、アカイエカの亜種です。)

虫刺され!蚊とブヨの違い「アカイエカ」
写真参照:公益社団法人 日本皮膚科学会

また、
東北中部以南に生息する「ヒトスジシマカ」も見られます。

虫刺され!蚊とブヨの違い「ヒトスジシマカ」
写真参照:公益社団法人 日本皮膚科学会

ヒトスジシマカは、「やぶ蚊」とも呼ばれ、
体は黒色で、白のシマ模様があるのが特徴です。

 
『ブヨ』
双翅目(ハエ目)、カ亜科のブユ科に属する昆虫で、
日本では、50~60種類が知られており、
主に、「アシマダラブユ」が代表的な種類です。

虫刺され!蚊とブヨの違い「ブユ」
写真参照:公益社団法人 日本皮膚科学会

見た目は、子バエに似ていて、
成虫の体長は約3mm~5mmで、半透明な羽があり、
色は黒っぽく、やはりハエの様に丸くころっとした形が特徴です。

ブヨ(正式には『ブユ(蚋)』)は、地方によって呼び方が異なり、
ブヨ」は主に関東での呼ばれ方で、関西では「ブト」とも呼ばれます。

蚊とブヨは見た目で判断不能?!

蚊とブヨの大きさは、どちらも小さく、
素人が肉眼で見分けるのは、分かりにくく困難かもしれません。

蚊とブヨ「生態」の違い

は、水があるところであれば、
何処でも卵を産みつけるので、どこでも繁殖します。

ご存知の様に、蚊の幼虫は「ボウフラ」で、
繁殖に適した気温(25~30度)が続けば、
わずか10日ほどで、卵から幼虫・さなぎを経て成虫になります。

蚊の成虫の寿命は、約3~4週間程度で、
その間に、4~5回吸血すると言われています。

また、吸血をするのは、
タンパク質の栄養分が必要となる「産卵期のメス」だけです。

 
蚊の活動が活発になるのは、25~30度(種類によっても異なる)で、
それぞれの適温を超えると、活動自体が減ります。

アカイエカや、アカイエカの亜種で、都会に多く生息するチカイエカは、
もともと真夏の前後に多く発生し、夜行性なので、主に夜家の中で行動します。
(寝ている時に、耳元で「プ~ンっ」と来る蚊の正体はコイツです!)

 
ヒトスジシマカは、アカイエカより適温が少し高く、
真夏の朝夕に、活発に活動しますが、
春や秋には、昼間が活動の適温になることも多く、
この時期には、刺されるリスクも高くなると考えられます。

日中に活動しているので、
昼間に野外で、蚊に刺されたらコイツの可能性が高いです。
(刺された時に、かゆみが一番強いと言われています。)

虫刺され「蚊とブヨの違い!」

ブヨは、太陽の光が苦手で、
草の影などに身を潜め、朝や夕方に活動します。

成虫はほぼ1年中いますが、活発なのは3月~9月頃で、
ブヨの場合も、蚊と同様に、暖かくなるにつれて数が増加します。

蚊と同様に、
メスが産卵のため吸血する虫ですが、蚊ほど数は多くありません。

渓流のある山や森、きれいな水がある場所でなければ、
繁殖もできず活動できないので、おのずと活動範囲も狭くなります。

蚊の様に、飛んでいる時の音はしないので、
知らない間に、刺されていることが多いかもしれません。

都市部の住宅地など、私たちの生活している街中では生きられないので、
必然的に、ブヨに刺される可能性は低いと言えます。

 
なんとなく違いがわかったところで、
次からは「虫刺され」について、詳しくみていきましょう。

 

虫刺され(ブヨ・蚊)時の対処法の違い

そもそも、
「蚊にさされたのか? ブヨにさされたのか?」
が、わかっていなければ、対処法もわかりません。

ですので、
それらの「刺され方」「症状」について、
違いや見分け方を、知っておく必要があります。

蚊とブヨ「刺され方と症状」の違い

それぞれの刺され方の違いを知っていれば、
おのずと、症状の違いに納得ができると思います。

 
まず、蚊の場合ですが、
口吻(こうふん)と呼ばれる、注射針のようなもので、
毛細血管をうまく探し出し、差し込んで直接吸血する方法です。

吹き出しicon「L01」

「ストローでチューチュー吸っている!」
といえば、わかりやすいのではないでしょうか?

そして、その時に唾液を流し込みます。

その唾液には、
血が固まらずに吸血できる様な、
「血液が凝固しづらくなる成分」や、
刺したときの痛みで、気付かれない様に、
「麻酔成分」が含まれているのです。

この麻酔成分のおかげで、
刺された時に、なかなか気づかない事が多いんです。

さらには、この唾液によって、
『アレルギー反応』を引き起こすため、
蚊に刺されると、かゆくなったり赤く腫れたりします。

蚊とブヨ「刺され方と症状」の違い

一方、蚊と違って、
ブヨは、噛みついて皮膚を食いちぎり、
「出血させて、グビグビ血を吸う!」といった方法で吸血するんです。

吹き出しicon「L01」

ブヨの場合は、「刺された」と言うより、
『噛まれた』といった表現のほうが近い気がします。

そのため、多少の痛みとともに、
噛み切られた跡が残り、そこから出血しているのが特徴です。

その際に、唾液を流し込むのと、
アレルギー反応を引き起こすのは、蚊と同じなんですが ...

 
さらに!

ブヨの唾液には、『毒』が含まれているのです!!

これは、ムカデやスズメバチが持つ酸素毒、
アレルゲン成分を含む唾液腺物質なので、強い毒性があります。

そして、その唾液腺物質には、即効性が無いので、
噛み傷の出血はあるものの、刺されてすぐは、他に何も症状が出ず、
時間が経つにつれ(半日~1日)、だんだんと悪化していくことになるんです。

大きく腫れ、激しいかゆみが長く続き、
体質によっては、
1ヶ月腫れが引かなかったり、発熱したりする場合もあります。

さらに、
かき続けていくうちに、刺された部分がしこりになり、
慢性痒疹(まんせいようしん)」になる場合もあり、
酷くなると1年以上、かゆみや跡が残る場合もあるそうです。

 
この様に、
蚊とブヨの外見は、素人目にはほとんど同ですが、
ブヨに刺されると、大きく膨れ上がりますし、
かゆみや痛みも長く続いて、蚊とは比べものになりません

また、蚊に刺された後は、出血することはありませんが、
ブヨは、皮膚を噛みちぎるので、出血する傾向にあります。

「ブユ刺症」

傷口から雑菌が入り、悪化する可能性もあり、
『ブユ刺症(ブユ刺噛症)』という症名まであるので、
ブヨに刺されてしまった時には、すぐに病院に行きましょう。

放置すると、症状が長引いたり、
掻きむしった患部から、細菌感染を引き起こす可能性があるため、
できるだけ、医師の診断と治療を受けたほうが良いと言えます。


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蚊とブヨに刺された場合の「対処法」の違い

ご存知の様に、蚊に刺された場合は、
すぐに赤く腫れ、かゆくなりますが、
2~3日も経過すれば、かゆみもなくなり自然に治ります。

また、虫刺されの薬を塗れば、
かゆみも治まり、比較的早めに治ります。

しかし、かいてしまうと、
炎症が広がってしまい、跡が残る原因にもなります。

吹き出しicon「L01」

手元に薬がない時は、水で洗い流した後に、
患部を冷やして、神経のかゆみの活動を抑える様にしましょう。

 
一方、ブヨに刺された時は、
感染を引き起こしたり、症状が長引いたりしてしまいます。

ですので、放置は厳禁どころか、
場合による「適切な処置」をする必要があります!

吹き出しicon「L01」

適切な処置(対処方法)については、
別記事「ブヨに刺された時の適切な対処法!」を参照してください。

 

虫刺され!蚊とブヨの違い「さいごに」

虫刺され!蚊とブヨの違い「さいごに」

暑い季節になると、日常生活で「蚊」に刺されることは、
比較的よくあることで、誰にでも経験があると思います。

その場合、
薬をぬったり、水で冷やしたりと、
それぞれの対処法をしているかと思います。

吹き出しicon「L01」

ほとんどの場合、最悪「放置」しておいたとしても、
暫くすれば、かゆみも治まってきます。
(数年前話題になった、デング熱の様な例外もありますが...)

 
しかし!

ブヨに刺された場合は、適切な対処を要しますので、
病院(皮膚科)へ行って、医師の診断を受けることが必要です。

また、それまでの応急処置の方法も異なってきます。

 
蚊とブヨの場合、
同じ様な虫刺されでも、比較的違いが分かり辛いので厄介ですね。

最悪の状態にならない様、
この記事で、「蚊とブヨの違い」を理解していただけたら幸いです。

 

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これであなたも
ズバリ解決~っ!!(xyz...)』のハズ♪(笑)


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