「熱射病」と「熱中症」と「日射病」
これらはどの様な病気で、どんな違いがあるのか?
しっかりと把握できていますか!?
子供のころ、暑い夏の日で外に遊びに出る時は、
「日射病になるから帽子を被りなさい!」と言われていたのを覚えています。
それが大人になって
「日射病」より「熱中症」という言葉を耳にするようになり、
それが室内でも起こると聞いた時は、ちょっと驚きました。
実は、その時初めて『違う病気』なんだと知ったのです。d^^
ですが...
どう違うのかまでは、よく理解できていませんでした w。
また、「熱射病」という言葉も耳にしますよね!?
そこで、今回の「ズバリ解決~っ!!(xyz...)」では、
『熱射病・熱中症・日射病の違い』について、
それぞれどの様な違いがあって、どんな症状なのかをご紹介します。d^^
似ていて間違えやすい病名ですが、異なっているところや、
意外と知らない「熱中症の種類」など、詳しく説明していきます!
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Contents
「熱射病」「熱中症」「日射病」の違い!
「熱射病」「熱中症」「日射病」になってしまうのは、
気温や湿度の高い場所にいるうちに、体の調子が悪くなってしまう病気です。
それだけでなく、場合によっては、
命に関わることもあるので、十分に注意しなければいけません。
体が小さいくても水分の出入りが大きく、そのうえ腎機能が未熟なお子さんや、
体力や免疫力が低下している高齢者の方は、特に注意が必要となります。
そのため、これらは「どんな病気でどんな違いがあるのか?」
という事を、しっかり理解しておかなければいけません d^^
「日射病」とはどんな症状?
子供の頃、「日射病になるので、あまり日光の下にいない様に!」
などと言われていた方も、少なくないのではないでしょうか?
しかし現在では、
「熱中症」という言葉を耳にすることが増えてきていますよね!?
私の様に...
昔は「日射病」と言っていたが、今では「熱射病」「熱中症」と言っている!
と思っている方、もいるのではないでしょうか?
ところが、
「熱射病」と「日射病」はよく似た病名ですが、実は違うものなんです d^^
炎天下で直射日光を受け、スポーツや激しい労働をした時などに大量に汗をかきます。
これによって体内の水分が足りなくなり、
心臓に戻される血液が少なくなって「脱水症状」が起こってしまうのです!
(※「熱射病」については後述しますねっ。d^^)
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「熱中症」は4つに分類される
高い体温に体が対処し切れなくなった状態をいいます。
「気温」「湿度」が高い場合で起こりやすく、
長時間太陽の下にいる時は、特に注意が必要となります。
室内にいたり、夜だったとしても、
気温が高く風通しの悪い部屋にいた場合には、起こる可能性はあるので注意してください。
そればかりか、夏だけでなく、
寒い冬に暖房の効いた部屋で厚着をしていても、起こる場合だってあるのです。
この「熱中症」の場合、
- ①「熱失神(ねつしっしん)」
- ②「熱痙攣(ねつけいれん)」
- ③「熱疲労(ねつひろう)」
- ④「熱射病(ねっしゃびょう)」
この様に、さらに『4つの種類』に分類されます。
では、それぞれについて見ていきましょう!
①「熱失神」とは
汗腺は交感神経に支配されていおり、緊張により交感神経が刺激されて発汗します。
皮膚血管の拡張によって血圧が低下し、
脳への血流が悪くなることにより、めまいや一時的な失神が起こります。
②「熱痙攣」とは
大量に汗をかき、水だけを補給して血液の塩分(ナトリウム)濃度が低下します。
そのため、足・腕・腹部の筋肉に痛みを伴ったけいれんがなどが起こります。
③「熱疲労」とは
大量に汗をかき、水分の補給が追いつかないと、脱水状態が進行して、
体液の不足により、体温が上昇してしまいます。
そのため、頭痛や吐き気の症状があらわれ、集中力や判断力の低下が起こります。
④「熱射病」とは
熱中症の分類の中で最も重症で、異常に体温が上昇し、
症状が進行して「体温調節機能が失われ中枢機能に異常をきたした状態」をいいます。
40度以上の高熱がみられ、
発汗が止まり皮膚は乾燥し、体内で血液が凝固して全身の臓器に障害が起きます。
最悪の場合、死に至ることもある危険な状態になってしまいます。
熱射病・熱中症・日射病の違い「まとめ」
いかがでしたか!?
これで、それぞれの違いは分かったと思いますが...
「熱射病」「熱中症」「日射病」の違いについて、
最後にもう1度、まとめて確認しておきましょう d^^
-
日射病
『日射病』は、水分不足の脱水症状!
強い直射日光で、体の水分がなくなり、脱水症状を起こした状態。
-
熱中症
『熱中症』は、体内に熱が溜まってしまう!
高温・多湿の環境に、体が適応しないことによって起こる、
様々な症状の総称で「4種類」に分類される。 -
熱射病
『熱射病』は、熱中症の分類の1つ!
「熱中症の4分類」の中で最も重症な症状。
暑い中での無理な運動などは避けて、こまめに水分補給をしましょう♪
もし、熱中症などの疑いや、症状悪化の兆候があった場合は、
「すみやかに病院へ向かう」ことをおすすめします!
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