「魚の目」「タコ」「イボ」
このどれかができた事がある方は、けっして少なくないのでは?
しかし、この3つを正確に区別して、
「○○ができた!」と言っていましたか!?
「足の裏に、魚の目ができてなかなか治らないな~」
そう思っていたものが、実は「イボ」だった...。
この様に、魚の目だからと放置した結果、
痛みや変わった症状がでてきて、魚の目ではない事に気づいた(汗)。
「足の裏に何かができた~!」と思っている人の中で、
しっかり区別できていない場合が、意外と多いのではないでしょうか?
と言っている私も、実はその1人でした w。
そこで、今回の「ズバリ解決~っ!!(xyz...)」では、
足の裏にできる「魚の目」「タコ」「イボ」の違いについて、詳しく解説していきます!
たとえば、足の裏にできた「できもの」が、
そのまま何事もなく、無くなってしまえば問題はないかもしれません。
しかし!
悪化したり、痛みが出てしまった時に困ってしまいます。
気づいた時に、まず「何ができているのか?」を知るだけで、
当然、対処の仕方も変わってくると思います。
ですので、
これら(魚の目・タコ・イボ)の「違い」についてはもちろん...
間違った判断をしないために、
それぞれの「特徴」や「症状」を把握して、区別できることが大切です。d^^
あくまでも、「この様な症状が多い!」という『目安』にすぎません、
正しく診断されることが大切ですので、早めに皮膚科で受診して下さい。
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Contents
「魚の目」「タコ」「イボ」の違い
ご存知のように、
「表皮」は、角化細胞が層状に配列してできており、
その一番外側の角質層は、硬い層になっています。
その皮膚のおかげで、
外界刺激や、外部の菌から体を守ってくれています。
特に、足の裏の皮膚が硬くなるのは、
歩くことにより体重を支える!など...
様々な刺激を多く受けるため、角質層を厚くして守っているからです。
「魚の目」と「タコ」ができるのは、
この刺激によって、さらに皮膚が厚く硬くなることが原因なのです。
それによって、より硬くなった皮膚が、
「魚の目」になるか「タコ」になるかは、刺激の受け方によって変わってきます。
しかし!
『イボ』の場合は、まったく異なる原因でできてしまうので、
「魚の目やタコとは違った注意」が必要となります!
魚の目・タコ・イボの「特徴」と「症状」
似ているようで実は違う「魚の目」「タコ」「イボ」!
それでは、それぞれの『特徴』と、
その『症状』について、順番に見ていきましょう。d^^
「魚の目」の特徴・症状
「魚の目」の特徴と症状
- 【特徴】
- 通常大人の足の裏や指などにでき、
歩行や圧迫により、激しい痛みを伴うのが特徴です。 - 真ん中に丸い半透明の、楔状の硬くなった「角栓」が見られます。
- 中心が魚の目や鶏の目に似ていることから、
「魚の目(ウオノメ)」あるいは「鶏眼(けいがん)」と呼ばれています。
- 通常大人の足の裏や指などにでき、
- 【症状】
- 角質が厚く芯のようになり、真皮に向かって楔状に食い込んで行きます。
圧迫や歩行などに伴って、
楔状に食い込んだ角質の芯が神経を圧迫して、痛みが生じます。 - 痛みは押すよりも、つまむ方が痛みを感じる事が多いそうです。
- 足の裏には、「ミルメシア」と呼ばれる、
「魚の目に似た、痛みのあるイボ」ができることがあります。
- 角質が厚く芯のようになり、真皮に向かって楔状に食い込んで行きます。
「タコ」の特徴・症状
「タコ」の特徴と症状
- 【特徴】
- 足の親指の付け根、踵などに出現することが多く、
皮膚の表面が厚く硬くなります。 - 「魚の目」と違い通常では、痛みがないのが特徴ですが、
大きくなると、痛みが出る場合もあります。その他でも、「タコ」に痛みや赤みを伴う場合は、
細菌感染を起こしている可能性がありますので、
早めに皮膚科で受診して下さい。
- 足の親指の付け根、踵などに出現することが多く、
- 【症状】
- 「魚の目」と違い、刺激を受けた全体の皮膚が少し黄色味を帯び、
厚く硬くなって盛り上がります。
- 「魚の目」と違い、刺激を受けた全体の皮膚が少し黄色味を帯び、
「イボ」の特徴・症状
「イボ」の特徴と症状
- 【特徴】
- 皮膚が盛り上がってできた腫瘍のことをいい、初めは小さな皮膚の隆起が起こり、徐々に表面がガサつきドーム状に盛り上がります。
- 足の裏にできる「イボ」は、平らなことが多く、
「魚の目」や「タコ」と見分けがつきにくい場合もあります。
- 【症状】
- 一般的に痛みなどの症状はありませんが、足の裏にできたイボが大きくなり、歩くと痛みを感じることもまれにあります。
- 足の裏にできる「足底疣贅(そくていゆうぜい)」、
別名「ミルメシア」は、他のイボとは違って痛みを伴います。その上、見た目も「魚の目」にそっくりな症状なので、
よく間違われるため、特に注意が必要です!
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足の裏にできる「イボ」の原因は?
足の裏にできる「イボ」の原因は...
一般的に「イボ」と呼ばれているものは、ウイルスが感染して起こる、
『ウイルス性疣贅(ウイルスせいゆうぜい)』と呼ばれる「ウイルス性」ものです。
手や足の目に見えない傷からも、
皮膚の細胞にウイルスが感染するため、イボができてしまいます。
感染を受けた基底細胞は、
細胞分裂が活発になり、周りの正常な細胞を押しのけて増え続け、
感染した細胞が塊になって、ある程度の大きさまで大きくなるようです。
ウイルス性イボの原因については、
別記事『足の裏にできるウイルス性イボの原因』で、さらに詳しく説明しています。
足の裏にできる「魚の目」や「タコ」の原因!
上述の様に、イボ(ウイルス性)ができてしまうのは、
魚の目やタコとはまったく異なり、その原因は「ウイルス感染」です。
では、
「魚の目」や「タコ」ができる原因はなんでしょう!?
「魚の目」「タコ」の場合...
どちらも、足の裏・手足の指・足関節など、
一定の場所に、繰り返し摩擦や圧迫などの刺激が加わることによって、
角質層の皮膚が厚くなり、その結果硬くなります。
これらは、
足に合わない靴や、クッション性の無い靴を履いたり、
一部だけが圧迫されるような歩き方をすることが原因で、
足の同じ場所に、機械的な刺激が加わることによってできます。
「魚の目」は、主に足の裏にできる事が多いのに比べて、
「タコ」の場合は、足の裏以外にも身体のあらゆる場所にできてしまいます。
- 立ち仕事が多い職業
- ハイヒールなどつま先が細い靴
- 小さすぎ、大きすぎる靴
- 偏平足
- 外反母趾などで骨が出ている部分
- ペンの持ちすぎ
- 正座をよくする
- スポーツ
職業や生活習慣、また、その人の癖などによって、
これらの様な、様々な原因が考えられます。d^^
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