秋の過ごしやすい季節から、
すこし肌寒い、冬の季節に移り変わるころ、
冬の到来を感じさせる、強い風が吹きはじめました。
ちょうどその頃、
『東京地方では、木枯らし1号が吹きました!』と
テレビのニュースで発表されていました。
木枯らし1号のニュースを耳にすると、
「これから、寒い冬がやって来るんだな~」と感じさせますよね。
冬が来る!という感覚はあるけれど、
毎年のように、よく耳にする ...
「木枯らし1号」って何だろう?
そもそも、
「木枯らし」の意味って、何だろう?
なんて思ったことってありませんか?
そんな、
- 聞いたことはあっても、よく分からない...
- もしくは、しっかりと把握していない...
『木枯らしの意味と定義』について、
ズバリ解決~っ!!(xyz...)していきます。d^^
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「木枯らし」の意味
秋の終わりから冬の始まりにかけて吹く風。
木の葉を吹き散らし、
枯らしてしまう、
そんな、強くて冷たい風のことを「木枯らし」といいます。
そうです!
読んで字の如く「木を枯らす風」。
おそらく、ここまでは、
誰でも想像がつくのではないでしょうか?
「木枯らし」の定義
では、
気象庁が発表する『木枯らし1号』とは、
どんな意味があって、何を指しているのでしょう?
その定義について、詳しくみていきましょう。
木枯らし1号とは
西高東低の冬型の気圧配置となって、
その年初めて吹く、北よりのやや強い風のことです。
この木枯らし1号は、
さらに、「ある定義(基準)」に従っていて、
その基準が満たされた場合に、木枯らし1号として発表されているのです。
しかし、東京地方と近畿地方では、
この定義や条件が、それぞれ異なっています。d^^
木枯らし1号の基準
では、東京地方と近畿地方で、
どんな点について、基準が違っているのでしょう?
次は、
その「定義」についてみてみましょう。
東京地方の場合...
- 時期:10月半ば~11月末まで
- 気圧配置:西高東低の冬型の気圧配置
- 風向:西北西~北の風向
- 風速:最大風速が8m/s以上
近畿地方の場合...
- 時期:霜降(10月23日頃)~冬至(12月22日頃)まで
- 気圧配置:西高東低の冬型の気圧配置
- 風向:北より(西北西から東北東)の風
- 風速:最大風速が8m/s以上
※ただし、大阪・神戸・京都・舞鶴・彦根・和歌山・奈良のうち、3地点以上で観測した場合。
ちなみに、木枯らし1号は、
東京地方と近畿地方以外で、発表したことはありません。
また、過去に発表されなかった、
つまり、木枯らし1号が発生しなかった年もあります。
「なぜ、東京地方と近畿地方だけ」なのかは、
古くから続く慣習で、特に東京と近畿地方において、
強い要望があるため、発表しているそうです。
木枯らし1号が発表されてからも、
同じような、強い風が吹く日がありますが...
あくまで、一定の条件を満たす「最初の風」を、
『1号』と呼んで、発表しているだけであって、
2号以降については、観測はあってもあえて発表していません。
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木枯らしの意味と定義「さいごに」
『木枯らしの意味』と『木枯らし1号の定義』について
紹介してきましたが、どうでしたか?
「木枯らし1号」は、
日本気象協会が発行する雑誌『気象』で、
1968年頃から記述されるようになったのが始まりの様です。
気象庁が発表し始めた時期については、明確ではありませんが、
現在に近い基準になったのが、1979~1985年の間となっています。
そして、1991年に現在の基準となりました!
ちなみに ...
『凩』
↑
これも「こがらし」という字です!d^^
これから、寒い冬がやって来て、
さらに、一段とに寒くなっていきますが、
風邪など引かないように、気をつけてくださいね♪
それこそ、
「風邪引き1号」になってしまいますから ...(笑)d^^
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