「七福神」と言ったら...
宝船に乗った七人の福の神!?
「んっ・・・?」
「何で、宝船に乗っているんだろう?」
そればかりか、
絵で見ると似ていて、誰が誰だか...w。 顔と名前が一致しません(汗)。
当然、
誰が何の神様なのかも、正直言ってわからない。d--;
この様に「ご利益がある事」は知っていても、
『七福神や、それぞれの神様の事』については、
意外と知らない人も、少なくないのではないでしょうか?
そこで今回は...『七福神』についてはもちろん、
それぞれの名前の意味や由来、
どんなご利益があるのかなどについて、徹底調査してみました!
これを機に、
『何故かちょいちょい訪れる、七福神の謎(?)』について、
ズバリ解決~っ!!(xyz...)のハズ♪(笑)
Sponsored Link
七福神の名前
福をもたらす七人の神様、『七福神』。
それぞれの名前はもちろん、おもな特徴などを把握して、
まずは、しっかり区別できるようにしましょう♪
-
恵比寿天(えびすてん)
- 【出身地・国籍】
日本(神道)の神
※七福神中で唯一の日本の神様。
- 【特徴・持ち物】
烏帽子に狩衣、釣り竿と魚籠を持ち、
立派な鯛を抱えた姿をしている。
- 【出身地・国籍】
-
大黒天(だいこくてん)
- 【出身地・国籍】
インド(ヒンドゥー教)の神
- 【特徴・持ち物】
打ち出の小槌と大きな袋を持ち、米俵と白鼠を従えた姿をしている。
- 【出身地・国籍】
-
毘沙門天(びしゃもんてん)
- 【出身地・国籍】
インド(ヒンドゥー教)の神
- 【特徴・持ち物】
甲冑を着けて矛と宝塔を持ち、邪鬼を踏む姿をしている。
- 【出身地・国籍】
-
寿老人(じゅろうじん)
- 【出身地・国籍】
中国(道教)の神
- 【特徴・持ち物】
背は低く、身の丈三尺(約90cm)といわれ、
長い頭に長い白髭、巻き物をつけた杖を持ち、鹿を従えている。
- 【出身地・国籍】
-
福禄寿(ふくろくじゅ)
- 【出身地・国籍】
中国(道教)の神
- 【特徴・持ち物】
背が低く、長い頭に長い髭、巻物を結んだ杖を持ち、
長寿のシンボルともいえる鶴を伴っている。
- 【出身地・国籍】
-
弁財天(べんざいてん)
- 【出身地・国籍】
インド(ヒンドゥー教)の神
※唯一女性の神様、インド古代神話の水神。
- 【特徴・持ち物】
琵琶を持ち、奏でる絶世の美女の姿をしている。
- 【出身地・国籍】
-
布袋尊(ほていそん)
- 【出身地・国籍】
中国(仏教)の神
※唯―の実在人物。
- 【特徴・持ち物】
福々しい笑顔と太鼓腹、肩に下げた大きな袋が特徴。
この袋は、喜捨物を入れる袋だが、堪忍袋ともいわれている。
- 【出身地・国籍】
寿老人は鹿を連れていて、福禄寿は鶴を連れているという違いはあります。
しかし、七福神の絵などでは、必ずしも描かれているとは限りません...w。
一般的には、
「福禄寿の方が異常に頭が長い!」
と、覚えておくと区別できますねっ d^^
七福神の意味や由来
七福神の由来は ...
仁王経に説かれている経典の中の、
「七難即滅 七副即生」にあると、一般的には言われています。
『七難即滅 七副即生』とは、
「太陽・星の異変・火災・水害・風害・旱害・盗難」の、
7つの難がただちに消滅し、七つの幸福が授かるという意味です。d^^
つまり、
「禍転じて福と為すの考えから、七福神への信仰が生まれた」
とされているワケですねっ!
ちなみに、七福とは?
『寿命・有福・人望・清簾・威光・愛敬・大量』を表します。
なぜ「7人」なの?
すでに、ご察しのことと思いますが、
『七』という数には、様々な秘められた意味があります!
『七福神』とは、
福をもたらす神様として古くから信仰される「7柱の神」のことをいいます。
(※神様は「1柱(はしら)」「2柱(はしら)」と数えます。d^^)
室町時代の末期のころより、
「幸運・金運・福」を授けてくださる神様として、信仰されていました。
七福を授ける神、
つまり、「仏教が七福とする幸運をもたらす七柱の神」
が選ばれて、七福神になったとする説明もあります。
この様に、古代の日本の知識人はもとより、
中国の知識人も、「七」という数字を好んでいました。
「七」は、完結した数字として多く使われ、
物事は、七日・七月・七年を単位に循環する!とも言われています。
七つ集めて『七○○』と呼んだ例は多く、
以下の様な言葉は、日本でも良く使われていますよねっ d^^
- 七草 ・・・「種類の植物」1月7日の朝に、春の七草が入った粥を食べる風習)
- 七夕 ・・・7月7日の夜に行う、季節の節目の年中行事
- 七五三 ・・・「七歳のお宮参り」成長を祝う日本の年中行事
- 七味唐辛子 ・・・唐辛子を含む7種類の材料で作られた調味料
- 七星 ・・・太陽「日」・水星・金星・火星・木星・土星・月
- 曜日・一週間 ・・・七つの惑星より対応されている
- 七光(ななひかり) ・・・親の威光
- 西洋音階の1オクターブ ・・・7個の音を含む七音音階
- 虹の色 ・・・赤・オレンジ・黄色・緑・水色・青・紫
- 北斗七星 ・・・天帝「天皇」を守る守護星
- ラッキーセブン ・・・西洋では、7 は幸運の数字
- サイコロ対面の合計 ・・・60面サイコロの向かい合った面の目の合計
- 震度の最大値 ・・・日本での最大値は7
もちろん、これらの他にも、
「七」にまつわるものは、いくつも存在するのです。
しかし、
必ずしも、良い言葉だけとは限りません。
例えば、「七代先まで呪う」など、
呪いの言葉に使われている場合だってあります!
「七」には、害を与える敵を呪い、
区事(不吉な事)を封じ、怨霊の怒りを鎮める呪力があるとされています。
なぜなら、「七」という数字は、
膨大な意味を持ち、隠された力が秘められているからです。
そこには、この数字の持つ『呪術性』にあり、
七福神もまた、その中の1つなのではないでしょうか?
Sponsored Link
七福神「それぞれの神様の由来やご利益は?」
では最後に ...
それぞれの『神様のご利益』と、
その『由来』についても、確認しておきましょう♪
-
恵比寿天(えびすてん)
【ご利益】
商売繁盛・除災招福・五穀豊穣・大魚守護伊弊諾尊(いざなぎのみこと)、伊弊舟尊(いざなみのみこと)の間に生まれた、
蛭子尊(ひるこのみこと)と言われています。古くは漁民の守護神だったが、後に商いの神に。
大黒天と対で福の神として、庶民の信仰を集めました。 -
大黒天(だいこくてん)
【ご利益】
五穀豊穣・子孫愛育・出世開運・縁結び・財運福徳・商売繁盛ヒンドゥー教の神様『シヴァ』です。
古代インドでマハーカーラ(大いなる暗黒)と呼ばれていた、破壊と豊穣の神 シヴァ。インドから中国に伝来する中で、
マハーカーラを大黒と訳され、大黒天と呼ばれるようになりました。元々、戦い・財産・冥府の三つを司る神様でした。
しかし、豊穣の面だけが残り、
七福神の一柱として、食物と財福を司る神として知られるようになったのです。 -
毘沙門天(びしゃもんてん)
【ご利益】
武道成就・降魔厄除・家内安全・勝負祈願・
合格祈願・金運アップ・蓄財・夫婦和合厄除け・恵方の神であり、財運を授け、大願成就を助けるとされる。
ヒンドゥー教の財宝神『クベーラ』です。インドでは財宝の神でしたが、
中国で仏教を守護する四天王の一柱となり、北方を守護しています。古くは武運の神として、上杉謙信ら戦国武将の信仰を集めました。
-
寿老人(じゅろうじん)
【ご利益】
幸福長寿・家庭円満・延命長寿・福徳智慧南極老人星の化身とも言われ、健康、長寿、幸福の神であり、
名前からも、樹木の生命力から長寿を象徴しています。また、福禄寿とあまりにも似ていることから、
同じ神様として考えられていたこともある様です。 -
福禄寿(ふくろくじゅ)
【ご利益】
財運招福、延命長寿、立身出世、子孫繁栄、招徳人望南極老人星の化身とも言われ、福(幸福)・禄(身分)・寿(寿命)の、
すべてを兼ね備えた神とされています。 -
弁財天(べんざいてん)
【ご利益】
恋愛成就・学徳成就・諸芸上達・音楽上達・技芸上達・
海上安全・弁舌・子孫繁栄・福徳施与サラバスティ樫な例と呼ばれる、インド古代神話の水神で、
ヒンドゥー教では梵天(ぼんてん)の妃。水の流れる妙音から音楽は、弁舌を司るとされ雄弁と智恵を授け、
芸能・学問の分野での、成功と名誉を与えるとされます。平安時代に音楽上達の神として、弁財天信仰が広まったのちに、
弁財天はさまざまな神仏と融合して、多様な性格を持つ様になっていった。そして、金運・財運をもたらすとも言われています。
-
布袋尊(ほていそん)
【ご利益】
千客万来・家運隆盛・家庭円満・笑門来福・夫婦円満・子宝・商売繁盛中国の戦国時代の禅僧で、名を契此(かいし)といい、
諸国を放浪して預言・託宣を行い、優れた予知能力から弥勒菩薩の化身とされています。人格を円満に導く功徳ありとされる、評知と和合金運招福をもたらします。
それぞれの神様には、
以上の様な由来や、ご利益がある様です。
もちろん、願い事はたくさんあると思いますが ...
もし「願い事を叶える方法」があるとすれば、
どうすれば叶えられるのでしょう?
七福神はどれを見ても、
順番は「バラバラの並び」になっていますよね?
私は、てっきり神様にも、
格付けの様なものが存在して、順番があるものだと思っていました。
しかし、
そのような順番という決まりはない様です。
それなら、自分の叶えたい願い順に並べてしまえば、
「願いは叶う!」という事ではないでしょうか!?
神様が忙しくなければ、きっと願いは叶うと思いますよっ。d^^
Sponsored Link