『何これ!?』
ふと気づくと、足の裏にイボが ...
突然できた「足の裏のイボ」。
イボって意外とびっくりしませんか!?
特に、気づきにくい足の裏の場合、
気づいた時には、意外と大きなイボができていた(汗)
といった様な経験は、おそらく私だけではないはずです。d^^
- 「なぜ、急にポッコリできるのか!?」
- 「これは、他の場所に移るのか!?」 など...
イボができると、つい考えてしまいますよね?
この様に『イボ』は、
誰にでも、また いろんな場所にできるものですが...
特にできやすく、注意しなければいけないものもあります。
なかでも、足の裏にできるイボは、
治りにくく治療しにくい! と言われています。
そこで、今回の「ズバリ解決~っ!!(xyz...)」では、
『ウイルス性イボ』の種類と、
足の裏にできたイボの原因などを、詳しく解説していきます。
イボにも、様々な「種類」がある事をご存知でしょうか!?
それらの『原因』をしっかり把握して、はやめの治療を心がけましょう。
Sponsored Link
Contents
足にできた「イボ」
いつの間にかできているデキモノ!
たとえばそれが、
吹き出物ができたとかならば、薬を塗れば自然に治っていきます。
しかし、それがイボだった場合、
実は、これがけっこう厄介なんです!
なかには、自然に治るものもありますが、
1度できてしまったら、なかなか治らないのが現状です。
それどころか、
他の場所にもできてしまう! なんてことも...
イボは、体中どこにでも現れますが、
その中でも、特に『足の裏』にできるイボ!
足の裏の場合、
気づきにくいという事もあって、痛みが無ければ気づく事もなく、
知らない間にイボが増えてしまう! といった場合もあります。
さらに、
「足の裏にできるイボは治りにくい」と言われています。
「イボ」の種類
そもそも、
「イボ」とは、どんなものをさすのでしょう?
「イボの原因」を知るためには、
まずは、その『種類』を把握する必要があります!
イボを大きく分けると、「ウイルス性」のものと、
そうでない「非ウイルス性」のものに分けられます。
一般的に「イボ」と呼ばれているものは、ウイルスが感染してできる、
『ウイルス性疣贅(ウイルスせいゆうぜい)』と呼ばれる「ウイルス性」ものです。
この『ウイルス性のイボ』は、特に子どもに多く見られ、
足の裏にできた傷口などから、ウイルスが皮膚内部に侵入してできます。
皮膚が正常な状態なら、まず感染はしませんが、
感染する人の中では、イボができやすい体質の場合もあります。
イボ(非ウイルス性)の種類
一方、『非ウイルス性のイボ』の場合...
紫外線による皮膚の劣化などが原因で、
中年前後以降の、ほとんどの方にできるイボです。
この非ウイルス性のイボは、
いくつかの種類に、分類することができます。d^^
- ミズイボ『伝染性軟属腫』
表面がツルツルしてみずみずしく、
光沢のある直径数mm~5mmくらいの小さな皮膚の盛り上がり(丘疹)で、
てっぺんが少し凹んでいるのが特徴です。ミズイボのウイルスは、毛に感染すると考えられているため、
毛の無い「手のひら・足の裏」にミズイボができないと言われています。 - 中年イボ『スキンタッグ・糸状疣贅(しじょうゆうぜい)』
首周り(頚部)・胸・ 腋の下など、皮膚の柔らかいところにできるイボです。
老化現象の一つですが、若い人にもできることもあります。 - 老人性イボ『老人性疣贅・脂漏性角化症』
顔面や頭部・体幹などに、
平らなシミとして現れ、徐々に盛り上がってくるイボです。
加療しない限り通常は消退することはなく、加齢とともに数が増えていきます。
これらは、ほとんどの場合「良性」で、
感染する恐れはないため、他人にうつる事はありません。
しかし、『老人性イボ』の場合、
なかには「悪性」のものもあり、注意が必要です。d^^
ウイルス性のイボの原因
先程も少し触れた『ウイルス性疣贅』は、
皮膚や粘膜の基底細胞に「HPV」が感染することで、イボができます。
HPV(Human papillomavirus)とは、
パピローマウイルス科に属するウイルスのひとつ「ヒトパピローマウイルス」で、
「ヒト乳頭腫ウイルス(ヒトにゅうとうしゅウイルス)」とも言われています。
このHPVは、「上皮型」と「粘膜型」に分類されますが、
イボの原因とされるほとんどのものは、『上皮型』に分類されています。
これらは、良性腫瘍のものですが、
なかには「癌(がん)の原因になる悪性腫瘍のイボ」もあります。
この悪性腫瘍の場合、
ウイルスの型が異なり、『粘膜型』に分類されるHPVとなります。
Sponsored Link
ウイルス性のイボの種類と原因
では次に、
『ウイルス性のイボ』についてです。
それらの種類とその原因を、それぞれ見ていきましょう♪
ウイルスは、これを構成するDNAの違いによって、
多くの異なる型(遺伝子型)が存在しています。
この型の違いによって、
感染しやすい場所や、できるイボの種類が異なることも分かっています。
そして、
その原因や症状は、上皮型HPVの種類によって変わってくるのです。
- 尋常性疣(じんじょうせいゆうぜい)
イボの中でも最も見る機会の多い、手足などにできるイボ!【原因のHPV】2型・27型・57型の感染!
- 足底疣贅(そくていゆうぜい)
魚の目に似た、足の裏にできるイボで「ミルメシア」とも言われています!【原因のHPV】1型の感染!
65型・4型・60型で生じる色素性疣贅や、多発しやすい63型感染などもある。 - 扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)
平たい褐色調のイボ!尋常性疣贅以外では、顔や腕にできることの多いイボ!【原因のHPV】3型・10型の感染!
- 疣贅状表皮発育異常症(ゆうぜいじょうひょうひはついくいじょうしょう)
手や足などに、木の皮の様にできるイボで、
「ツリーマン症候群(樹木男症候群)」とも言われています!【原因のHPV】5型・8型の感染!
- 尖圭コンジローマ(せんけいコンジローマ)
性感染症で、外陰部・肛門の周囲にできるイボ!【原因のHPV】6型・11型の感染!(発がん性が低い種類)
- ボーエン様丘疹症(ボーエンようきゅうしんしょう)
性感染症で、外陰部・肛門の周囲にできるイボ!【原因のHPV】16型を中心とし、18型・31型・33型・39型の感染!
ボーエン様丘疹症は、子宮頸癌(しきゅうけいがん)を引き起こす、
HPV16型や18型などが原因だけに、特に注意が必要です。
知らないうちにできてしまい、気づきにくい「足の裏のイボ」は...
- → 尋常性疣贅
- → 足底疣贅(ミルメシア)
このどちらかの、可能性が高いと思われます。
『疣贅状表皮発育異常症』も、可能性が「0」ではないのですが...
この疣贅状表皮発育異常症(ツリーマン症候群)は、
非常に珍しい皮膚疾患で、世界でも数例しか診断例がありません。
ウイルス性のイボが足にできる『原因』
上述のとおり、
「ウイルスの感染」が原因で、イボができてしまいます。
では、何が原因で、
ウイルスに感染してしまうのでしょうか!?
人の体を覆う『皮膚』は...
「表皮」その下に「真皮」から構成され、さらに「皮下組織」、
この3つの層からできており、その多くのは脂肪組織へと繋がっています。
表皮は、角化細胞が層状に配列してできているのですが、
その深部にある層が「基底層」というものです。
この様に皮膚は、何層にもなり、
有害刺激やウイルス感染などから、私達の体を守っているのです。
もちろん、イボのウイルス(HPV)も、
正常の健康な皮膚には、感染できないと考えられています。
しかし、傷などがある(健康ではない)皮膚には入り込んで、
基底層にある基底細胞に感染し、イボを作るとされています。
ですので、
イボができるためには、傷などを通して、
ウイルスが皮膚や粘膜に入り込み、基底細胞に到達する必要があります。
では、なぜ手足に多くできるのでしょう!?
その原因は、
「外傷を受けやすい場所だから」ということです!
環境などによっては、イボができてしまいます。
また、イボが子供に多い理由として、
アトピー性皮膚炎などで、引っ掻いて皮膚を傷つけてしまう!
ということが、ウイルス感染の原因となっていることも考えられます。
「足にできるイボ(ウイルス性)」の特徴と注意点
足底疣贅(ミルメシア)は、魚の目と間違われる場合が多く見られます。
子供の場合、魚の目ができる事は珍しいため、
足にイボができた場合は、「足底疣贅(ミルメシア)」の疑いもあります。
通常、イボのほとんどは自覚症状がありません。d^^
イボの程度にもよりますが...
美容上で取り除く以外、気にならなければ、そのままの状態が多く見られます。
しかし、「足底疣贅(ミルメシア)」の場合は、
他のイボと異なるのため、注意しなければいけません!
足底疣贅(ミルメシア)の「特徴」
- 【症状の違い】
- 痛みを伴う
- 【形状】
- ドーム状
- 中心部がややえぐれたような「噴火口状」
- 【他の部位の広がり】
- 多発しにくい
- 単発性が多い
他のイボと異なり、皮膚の奥にまで進行する傾向があり、
これにより、治りにくく痛みを伴う事があります。
ですので、「足の裏」に足底疣贅(ミルメシア)が生じると、
その痛みから、歩けなくなってしまう事もあります。
この様に、進行すると痛みを伴うため、
「はやめに治療をしたほうが良い疾患」になりますので、
足の裏にできたイボは、なるべく放置しない様にしてください!
Sponsored Link