「正月飾り」って、
お正月が過ぎたら、どうしてますか?
「まさかっ・・・。」
燃えるゴミに出したりしてませんよねっ!?
突然ですが...
「どんど」「さぎちょう」「さいと焼き」
「さんくろう焼き」「ほちょじ」「ほっけんぎょう」
このなかで、どれか「ピン」とくるものはありますか?
実は、こちらはすべて、
どれも同じ『どんど焼き』を指している名称なんです。d^^
どんど焼きは、日本全国の地域で行われていて、
地域によって、これらの様に呼び方が違うみたいですね!
同じ県の中で、名称が違うこともあるそうです。
そして話は戻りますが、この「どんど焼き」では、
「正月飾り」などを焚き上げてもらうのが習わしなんです!
そこで、
今回の「ズバリ解決~っ!!(xyz...)」では、
知っておきたい、
『どんど焼きの意味や由来』を詳しく解説していきます。
いつ行われているのか?
燃やして良いものや悪いものは? などについても紹介していきます!
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Contents
「どんど焼き」の意味と由来
そもそも『どんど焼き』とは、
「一箇所に積み上げて燃やす」というお正月の火祭り行事です。
この行事では、それぞれの家から持ち寄った、
「正月の松飾り」「注連縄(しめなわ)」「書き初め」などを燃やします。
正月飾りや、書き初めで飾り付けをし、
田んぼや空き地に、どんどを組んで火をつけ、
その残り火で、お団子やお餅などを焼いて食べる!
というのが、一般的な「どんど焼き」になります。d^^
どんど焼きの「意味」
では、
どんど焼きの「意味」や「言い伝え」について見てみましょう!
どんど焼きの「意味」
「炎や煙と共に、歳神様をお見送りする」意味とされています。
この様に、どんど焼きの送り火は、
「お正月に出迎えた歳神様が、どんど焼きの炎や煙に乗って天に帰る」
とされています。
どんど焼きの「言い伝え」
どんど焼きの火にあたったり、どんど焼きの火で餅や団子を焼いて食べると、
「1年を健康に過ごせる!」という言い伝えがあります。
また、その他にも、
- 竹の爆ぜる音は災いを退ける
- 正月に浮かれた人々を現実世界に戻す
- 燃やした書き初めの紙が空に高く舞い上がると、
習字が上手になり、勉強ができるようになる - 火は穢れを浄め、
新しい命を生み出すと考える事から、若返りの効果がある
など、地域によっても違いますが、
これらの様な、様々な言い伝えがあります。d^^
さらに、地方によっては、灰を体に塗ったり、
家の周囲にまくことで、無病息災になるとされる所もあるようです。
どんど焼きの「由来」
どんど焼きには、
いったい、どんな「由来」があるのでしょう?
左義長(さぎちょう)の名で知られる、由緒ある儀式です。
平安時代に貴族の間では、現代のホッケーに似た遊びがあり、
毬杖(ぎっちょう)と呼ばれる杖で、毬(まり)を打ち合っていたそうです。
そして、
小正月(1月15日)に青竹を立て、毬杖(ぎっちょう)を3本束ねてくくり、
扇子や短冊などを結び付けて、燃やしていた火祭りがありました。
そこで陰陽師が歌い踊りながら焼くことで、
「その年の占いをしていた」と言われています。
毬杖(ぎっちょう)を3本束ねる事から、この火祭りを
「三毬杖(さぎちょう)・左義長(さぎちょう)」と呼ばれる様になりました。
この行事が、民間でも行われるようになり、
徐々に、今のどんど焼きの形になったと言われています。d^^
民間に伝わってからの「どんど焼き」は、「子供のお祭り」とされており、
以前は、組立などもすべて、子供達だけで行っていたそうです。
しかし現在では、子供の数も少なくなり、
ダイオキシンなどの影響や、火災の危険性などから、
残念なことに、「どんど焼き」の行事そのものが中止される地域もあるそうです。
どんど焼きの「語源の由来」
どんど焼きの「語源の由来」については、諸説ある様です。
- 『尊(とうと)や尊(とうと)』とはやし立てながら燃やしていた。
そしてその言葉がだんだんとなまっていった - 火が、どんどん燃える様子からついた名称
- 青竹を燃やした時に『どんっ!』とはじけた音からついた
この様に、語源の由来については様々ですが、
「どれが本当なのかは、神のみぞ知る...」 今は分からないそうです!
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どんど焼きは「いつ行われる」?
どんど焼きは、
『小正月(1月14日~1月16日)』に行われる行事です。
旧暦では、
1年の最初の満月にあたる日が「小正月(1月15日)」だからです。
なぜ「満月の日」なのかというと ...
月の光には神が宿る!として、満月をめでたいものの象徴として崇め、
まだ「こよみ」もなかった大昔は、この満月が正月の始まりだったからです。
そして、祝日で人が集いやすい!と、
1月15日の「成人の日」に行われるところが多くなりました。
この後、成人の日が変更(1月の第2月曜)された事によって、
『15日前後の土日』に行われる所も多くなっている様です。
どんど焼きで 燃やして「良いもの」と「悪いもの」
どんど焼きで燃やせるものは、
地域や神社よって違いもあり、それぞれの考え方も異なります。
もちろん、確実に!とは言えませんが、
一般的に「良いもの」「悪いもの」とされているものは、次の通りです。
どんど焼きで燃やせるもの
まずは、
「燃やしても良い」とされるものです!
- おみくじ
- お正月飾り
- 破魔矢
- 榊
- 書き初め など...
上記の燃やせるものでも、
「有害物質発生」の恐れがあるものは、必ず取り外すよう心がけましょう!
どんど焼きで燃やせないもの
ダイオキシンなど、有害物質の発生するものや、
神様に関するもの以外は、一般的にどんど焼きで燃やすものではありません!
- プラスチック
- ビニール
- ガラス類
- 金属類
- 化学繊維
例えば、「ぬいぐるみ」「雛人形」「年賀状」などは、
基本的に、どんど焼きで燃やすものではありませんが、
ごく一部では、受け付けてくれる神社もある様です。
「神様のもとに送り出す」という意味で、承諾してくれる場合もあれば、
「持ってこられても困る、マナー違反!」という場合もあります。d^^
まずは、どんど焼きを開催される主催者の方に、
事前に確認を取ることが必要ですねっ!
現在では、
火を燃やす場所や、子供の数も少なくなっており、
また、火災の恐れや環境汚染などについても、深刻な問題です!
「どんど焼き」の行事そのものが、中止される地域もある中で、
『伝統行事を大切に、どんど焼きを復活させよう!』と、頑張っている地域もあるそうです。
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